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絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 13巻まで
ぐうたら学生の増田桂馬は急に異世界のダンジョン(迷宮)の化身である金髪少女ロクコに召喚される。彼女のダンジョンは山賊たちに侵入されており陥落寸前だった。毎日寝て暮らしたい彼は嫌々ながらもゲーマーぶりを発揮して山賊を撃退する。ダンジョンを運営する異世界ファンタジー小説。

五年以上前にまずコミカライズ版(作画:七六)を読んでとてもおもしろかったのだけど、まだあまり刊行されていなかったので早々にこの原作小説のほうを読んでみた。とてもおもしろかったけど12巻あたりでこりゃ作者のアイデアも尽きたかなと思い、13巻を読んだところでリタイアした。それでもだいぶ楽しませてもらったと思う。

この作品はいわゆるダンジョン運営ゲームがベースになっている。ってそんなジャンルになじみはないかもしれないけど、元祖と言える洋ゲーのDungeon Keeperや和ゲーでSCEI「勇者のくせになまいきだ。」シリーズなどいろいろある。冒険者としてダンジョンを攻略するのが普通のゲームなのに対して、このジャンルではダンジョンを運営する側になって冒険者を撃退するのが主な目的となっている。そういえば近年アニメ化された双見酔のマンガ「ダンジョンの中のひと」もそんな感じだったなあ。

主人公の増田桂馬ことケーマは最初、ダンジョンを運営している金髪幼女ロクコにモンスターとしてガチャで召喚される。なのでロクコはケーマをモンスターとして使うつもりだったんだけど、二人であーだこーだやりとりをしているうちにケーマをダンジョンマスターにしてしまう。

ロクコはダンジョンコアと呼ばれるダンジョンの化身で、自分のダンジョンの中に設置してあるダンジョンコアを破壊されたら消滅してしまう。なんか用語が混乱してるけどたぶんロクコの本体がダンジョンコアで、金髪幼女がその化身らしい。ちなみにロクコの本名は695番コアで、ケーマが語呂合わせでロクコと呼んでいるだけ。

ダンジョンマスターとはダンジョンコアのバディ(相棒)みたいなもので、ダンジョンを管理する役割をもつだけでなく運命共同体であり、ダンジョンが攻略されてしまうと一緒に死んでしまうらしい。なのでケーマはポンコツのロクコに代わって仕方なくダンジョンを運営しなくてはならなくなるのだった。

ダンジョンといえば普通は入り組んだ洞窟とか古代遺跡みたいな広くて迷う危険な場所という印象があると思うけれど、ロクコのダンジョンは超狭くて笑った。ダンジョンを守るモンスターもロクにいない。だから逆に山賊もここがダンジョンだと思わず普通に居心地のいい場所みたいにくつろいでいたw

彼らは奴隷の少女を連れていて下の世話をさせる気みたいだった。もちろんケーマは山賊を撃退して彼女を救出するのだけど、彼女は名前を持っておらず盗賊団からも「ニク」と呼ばれており、なんかそのままニクという名前のヒロインとして定着してしまう。ちょっとした冗談のつもりだったんだろうけど、特にエロくもないこの作品でこれやっちゃうとそういう扱いの作品になって商業的に不利になってそう。作品全体に漂う空気も全体的に少年誌っぽくて、メインヒロイン(?)のロクコとケーマの恋愛もお子様っぽい感じだったのに。

ダンジョンを運営するのは割とせちがらくて、ダンジョンの設備を良くしたりモンスターを召喚したりするのにDP(ダンジョンポイント)を使わなければならない。DPはダンジョンの中で生き物が死ぬと手に入るらしい。展開が進むにつれて、ケーマとロクコはDPを消費してガチャを回し、個性的なサブヒロインたちを手に入れていく。ロクコのダンジョンもどんどん広くなっていく。

物語はいろんな方向に展開していく。まず自分たちのダンジョンを守ることから始まり、広げていったら隣近所のダンジョンとつながっちゃってご近所トラブルになったり、ダンジョンの入口近くに宿屋なんかを作って経営しだしたり、人が集まってきて村になったりする。

ロクコにはかわいがってもらっているお姉さんみたいな存在のハクという強力な存在がいて、彼女がらみで派閥争いで他のダンジョンコアと戦ったりもする。ダンジョンコア同士の戦いは、互いの入り口をくっつけ合ってモンスターを送り込んで攻めたり防備を固めて守ったりする。

ダンジョンコアたちの世界のほかに、この世界には人間たちの国もあって争い合ったりしている。ダンジョンコアたちもそれぞれの国に力を貸してやったり管理されたりしているんだったと思う。人間たちの中には勇者とか聖女とか呼ばれる存在がいてダンジョンコアにも影響を及ぼしうるのだった。

ケーマたちがどんどん強くなっていき、いろんなキャラが増えていくのがおもしろかった。でも、ケーマと同じ転生者が途中で出てきて、こいつがすごい気まぐれな性格をしていて日本のバラエティ番組みたいなダンジョンでケーマたちを翻弄する話が超つまらなくて萎えた。それ以前にも帝国へ留学(?)する話とかそれほどおもしろくない展開があって、もういいかなと思って読むのをやめた。

時間をおけばまた読みたくなるかもしれないと思ったけど、他に読みたい本もたまっていたのでもう読まないことにし、今回感想を書いておくことにした。最後に読んだのがいつだったか覚えてないけど、もう数年前だったと思う。これ書くのもちょこちょこネットで調べたり最初だけ読み直して思い出しながらだった。といいつつまだ読んだりして。

最初の数巻はとてもおもしろくて、アニメ化されてもおかしくないぐらいだったと思ったんだけど、コミカライズで止まってしまった。小説は全17巻で完結してるらしいけど、コミカライズ版は現時点で13巻まで出ており、まだ続いているみたいだった。

その後、似ているようで全然似ていないダンジョン運営ものとして双見酔「ダンジョンの中のひと」がアニメ化されたのを見てすごくおもしろかった。そっちは日常系ほのぼの作品で、ダンジョンの運営側が圧倒的に強くて無双ものっぽかったのに対して、こっちは結構ギリギリの熱い戦いが繰り広げられるバトルもの要素が色濃かったので、そういうのが好きそうならぜひこっちも読んでみるとよいと思う。

主人公ケーマは戦いになると全力を尽くす熱いキャラなんだけど、普段はダラダラと寝てすごしたいタイプで、なんかしらないけど4つある伝説の寝具があるというので探し求めていたりする。あとなんだかんだで仲間思いなところもあると思う。
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