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H510 Elite
アメリカのPCパーツメーカーNZXTが出した自作PC用のATXケース。前面強化ガラスにカラフルな14mmファンを二基搭載し、独自のファンコントローラによってケース内部の帯状LEDも含めて多彩な光らせ方をさせることができるのが特徴。

最近PCを自作するのに飽きてきたので、次は面倒のない大手メーカー製かパーツショップによるB.T.O.(セミオーダーメイド)あたりにしようかなぐらいに思っていたのだけど、あの頭の悪そうなカラフルに光るPCを自分でも作ってみたくなり、見た目がいい上に安かったこともあってこいつを買ってみた。おおむね満足はしているのだけど腑に落ちない点があった。

というのもこれ、NZXTのサイトに毎回ログインが必要なのだ。他のメーカーのだとBIOSというかいまはUEFIだったっけか要するにハードウェアに近いレベルで制御しているのでOSやアプリケーションに関係なく光らせることができるのだけど、こいつはWindowsの立ち上げ時に毎回CAMというアプリが立ち上がってログインを求めてくる。これメーカーが潰れたら使えなくなっちゃうの?アプリケーションはずっとサポートしてくれるの?

アプリは完全に日本語化されており、ユーザインタフェースは見やすいし機能は多彩なのでその点に関してはまったく不満はないのだけど、PCパーツメーカーが越えてはいけないラインを越えてしまったと思う。電気自動車メーカーのテスラも似たようなことをやっているけれど、あれはまだ車が完成品でありOSもアプリも車の一部だからまだいいと思う。しかしNZXTはPCケースと制御コンポーネントしか提供しておらず、ユーザは何のOSを使おうと自由であるべきなのにWindows一択かつ個人情報を登録する必要まであるという。

今回はたまたま自分の作ったPCがWindowsで主にゲームをやるためのマシンであったことから、いまのところ実用上特に問題はないのだけど、たとえば何年かたってこいつをサブマシンに格下げしようとしたときにLinuxを入れたらLEDの制御ができなくなってしまうし、Windowsで使い続けていても会社やサポートがどうなっているのか不安が残る。将来の用途が限られてしまうんだったら怖くてもうこのメーカーのパーツを買う気が起きない。

これ結構重大な点だと思うんだけど、私が買ったTSUKUMOの商品ページにはなんの注意喚起もされていない。売る側の姿勢としても問題があるんじゃないだろうか。

ケースの造り自体は悪くなかった。特に、ケーブルをキレイにまとめるための仕組みがとてもよくできており、誰がやってもそれなりに配線がまとまるようになっている。でも側板のネジがインチっぽくて少々粗さを感じた。最近自分が買ったCooler MasterやGALAXのケースのほうが安い上に部品精度が高かった。

というわけで、とりあえずはクルクルとカラフルに光るLEDファンを見て満足しているのだけど、もう金輪際このメーカーの商品は買わないと思う。…投げ売りされてたら分からないけど。
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