2002年12月17日
- 9・11 アメリカに報復する資格はない! ノーム・チョムスキー (山崎淳:訳)
評者: 評価:
傑作(30点) 分類:対談・インタビュー
以前から気になっていたチョムスキーという人の本。911以降のアメリカに関するインタビューを拾い集めたもの。911の被害について言い放った一言が素晴らしい。
2002年12月13日
- ウイナー・テイク・オール ビル・トッテン (Our World No.549)
評者: 評価:
まあまあ(10点) 分類:経済
アメリカの経済界には、いわゆる CEO クラブというものがあり、特定の人々が CEO やその任命権者となっているという話。
2002年12月6日
- 不良債権は結局なんとかなるのか? まぶ(?) (株式 第二回)
評者: 評価:
まあまあ(10点) 分類:経済
日本の銀行がいかにヘボいかを簡潔明確に説明した文章。銀行は担保をさし出さなければ金を貸してくれず、しかもそれで金を返せなくなったら担保を返済に当てられた上で、まだ借金が残っていたら残りの返済義務を負ってしまう。この銀行に有利な仕組みを「ウィズ・リコール・ローン(遡及型融資)」と言うそうだ。
2002年12月3日
- SE-80PCI ONKYO
評者: 評価:
まあまあ(10点) 分類:パソコン
国産オーディオブランドとして有名な ONKYO が作ったパソコン用サウンドカードの廉価版。オーディオらしく、ミニプラグではなく RCA 金メッキ端子で接続するようになっているほか、ノイズがかなり少ないことをうたっている。
2002年11月28日
- キャッシュフロー 経済
評者: 評価:- 分類:用語
設備投資の効率が反映されるとされる指標。計算方法は簡単にいえば内部留保に減価償却を足すだけ。内部留保は要するに企業の貯金みたいなもので、これが高ければそれだけ設備投資に資金を使うことができ、また減価償却とは過去に設備投資した分が今どれだけの金額分やくにたっているかを表すので、キャッシュフローを見ることでその会社がどれだけ設備投資の力があるかが素直に現れる。
2002年11月27日
- 小論文の書き方 猪瀬直樹 (文春新書)
評者: 評価:
最高(50点) 分類:政治・経済 - 帰国子女が見た「没落ニッポン」 SAPIO 2002.11.27 特集
評者: 評価:
いまいち(-10点) 分類:国際 - 銀行をつぶさない限り株安も不良債権も景気不安も払拭できない 大前研一 (SAPIO 2002.11.27 「最強のビジネスマン」講座)
評者: 評価:
まあまあ(10点) 分類:経済
道路公団をなんとかするための委員として最近は有名になった作家の猪瀬直樹が、小論文の書き方を読者に伝授する本…かと思いきや、週刊文春でいまも連載されている「ニュースの考古学」のよりぬきに若干のコメントが加えられているだけのもの。これを「小論文の書き方」とするなら恐ろしく野心的な本だが、読んでいて普通に楽しめた。
帰国子女たちの日本への意見、日本を背負った者としての主張が何本かまとめられた特集。
いまの銀行問題についての数ある文章の中でもっとも過激な銀行潰せ論の一つ。不良債権問題は銀行問題なのだと説き、銀行なんて実は潰れてもどうってことないのだと結んだ爽快なもの。
2002年11月25日
- 天才柳沢教授の生活 一巻 山下和美 (講談社文庫)
評者: 評価:
いまいち(-10点) 分類:マンガ
生真面目な経済学部教授・柳沢良則(68)が主人公の人情ドラマ。最近テレビドラマ化されたがこれはその原作。