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東京ゾンビ

原作:花くまゆうさく 監督:佐藤佐吉

まあまあ(10点)
2006年9月24日
芋愚

 和製ゾンビ映画。

 ゾンビが氾濫してゆく終末的な日本と、
そこに生きる柔術の師弟の心の交流を描いた作品。
原作はカルトな人気があるヘタウマ漫画らしい。
若手クリエイターらしい
ファッショナブルでコミカルな雰囲気である。

 主人公は、ハゲのミツオ(師匠)とアフロのフジオ(弟子)。
こういう風貌の設定もサブカル感がプンプンする。
が・・・、フジオ役は浅野忠信で、ミツオ役は哀川翔!
日本ではかなりのビッグネームというのがすごいところ。
特に、哀川翔アニキのハゲヅラは、、それだけでファンは必見だろう。

 ストーリーは、やはり原作がヘタウマ漫画だけあって、
かなり荒削り。
逆に、若手クリエイターが好むファッショナブルでスピーディーな演出が
バッチリ相性よく決まるので、オシャレ映画としてはよいかもしれない。
ファッション的な立場の強い浅野忠信が出演しているのもあるし。

 面白かったのは、
ゾンビを隔離することに成功した特権階級が社会を牛耳るという設定。
ゾンビ界のオーソリティであるジョージ・A・ロメロの最新作である
ランド・オブ・ザ・デッドを彷彿させる。
主人公のフジオはそこでゾンビと格闘するショーに出演しているわけだが、
日本の若手クリエイターがアメリカの老兵と同じストーリーを描いたのが
なんとも感銘を受ける。 とりあえず全体的には、B級感プンプンの作品。
役者が豪勢なので安心して鑑賞はできる。
ゾンビマニアなら、ニヤリとできる。
以上!って感じである。

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