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ARCHAIC SEALED HEAT

任天堂

まあまあ(10点)
2007年11月4日
芋愚

DSのゲーム。
ファイヤーエムブレムやタクティクスオウガなどの作品によって確立した
シミュレーションRPGというジャンルのゲーム。
名高いFFシリーズを世に出した坂口博信のプロデュースらしい。

大物がでてきたってことなのだろうか、
TVCMもやっていたし、販売店のPOPも気合が入っていた。
安心してプレイできそうだな・・・と思い、購入に至った。

買う前から不安要素があった。
ジャケ裏から読み取れるストーリーには「灰(ASH)」が関係しているらしいということと、
妙に見慣れない英単語を組み合わせてむりやり略してASHみたいな語呂合わせ。
こういう薄っぺらい演出って、ゲームでも映画でもなんでも、
経験上、駄作が多いから・・・。プレイしてみたが、一日でギブアップ。
おそらくもうソフトを挿すことはないだろう。ギブアップの要因を列挙してみる。

?ストーリーに引き込まれない

 あまりにも唐突なストーリー展開。
最近のRPG系のゲームでは、まずプロローグ的なものがあって、
世界観やキャラクターについて語られる。
段階を踏みながら物語の本筋に導かれてゆくようになっている。
その部分が長すぎたり独りよがりだったりするとオタク臭いゲームになってしまうが
適度には欲しい。世界観や主人公など登場人物のパーソナリティが表現されないまま
突然、物語の本筋に放り投げられてしまった。
しかも性質がわるいことに、「謎を追う」というお話。
置いてゆかれてポツーンとしてしまった。?戦闘がたるい

 このゲームはなかなか戦略面で工夫(冒険?)をしたと思う。
ユニット3体を組み合わせたチーム単位を作り、APと呼ばれるポイントがなくなるまで
自由に行動できる。しかも、チーム内のユニットがいかに離れていても
いずれかのユニットが戦闘に突入したら参加できる仕組みになっている。
いわゆるシミュレーションRPGの制約をいくつか取り払ったシステムになっている。
 シミュレーションゲーム好きにしてみれば、意欲がわく内容ではある。
従来のゲームにはない戦術を組むことができるから。
・・・だが、実際にプレイしてみると、そういった要素があまり作用しなかった。
コンセプトを決めた人間と実際にゲームを作った人間の想いが一致しなかったのだろうか。
シナリオ開始時には、「あれ?」って思うくらい敵ユニットが少ない。
戦術もなにもなく、サクサクと攻略してゆく。
そして、味方ユニットがマップ上のある地点まで移動すると、敵ユニットがわんさか沸く。
いわば、不意を打たれるといったところか。
そこから体勢を整えるのは難しく、ひたすら消耗戦となる。
一度クリアしたマップを繰り返しプレイすることができるけど、
そうなると、ユニットをどこまで進ませれば敵が沸くってのが分かってるから
安全に攻略できる。
せっかくシステムやコンセプトで工夫したのに、実ゲームでそれが生かされていない。?全体的に安普請でこの先に不安を感じた

 アマゾンとか色んなレビューサイトで見た評判では、
賛否いろいろあれど、「グラフィックが美麗」ということは認められているっぽい。
私はCGをかじったことがあるので分かるのだが、あれはそんなに金かかってない。
ゲーム画面のドット絵もかなりヘボい。
なんとも不思議な作品だなと思った。
天下の任天堂、そして坂口・・・。
なんらかの意図があるのかなーって思わざるを得なかった。
そして、エキサイトの翻訳でゲームのタイトルを翻訳してみた。

「古風な密封された熱」

・・・そして、略して「ASH(灰)」

やはり「古風」ってのがひっかかるな。

唐突な展開、安普請な作り、冒険的なシステム・・・。
結果的に作り出されたのは、、、
懐かしい言葉でもある「クソゲー」w

5000円近くのお金をドブに捨ててしまったが、
遥か昔にあった感情を呼び起こされた気分だ。

「クソゲーつかまされた!」憶測にもほどがあるが、
これはこういう狙いだったのかもな・・・と思った。
テレビゲームの古きよき時代を知る者が、
渾身のクソゲーを提供したのでは・・・と。

そんなわけで、評価は「まあまあ」とする。
安全な買い物をしたい人は「最悪」と読み替えてください。

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