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ニュースキャスター

筑紫哲也

まあまあ(10点)
2002年10月24日
わたなべ

NEWS23の筑紫さんが書いた、NEWS23の本。裏話などが入っている。それなりに思うところはあったが、読んだ直後の感想は、

これ、著者は大して思い出に残らない本なのだろうなー。

というもの。なぜそう思ったのかは自分でもわからない。

それから、筑紫哲也の音楽へのこだわりがなかなかよかった。エンディングテーマのために井上陽水や坂本教授を口説き落とした話、人類で最も偉大な発明に「音楽」と答えたことなど。

クリントン大統領や朱首相に関する話など、番組を見てきたこともあっておもしろいことは間違いない。レクター博士のインタビューに関しては、久米宏の外しまくりのインタビューのほうしか見てないのだが、筑紫さんのほうも見たかったな。インタビュー話は他にもたくさんあって、それぞれ興味深い。

また、「ニュースキャスター」という言葉は和製英語で、米国では「アンカーパーソン(最後にまとめる人、という意から)」という言葉で呼ばれているらしい。しかし「アンカーパーソン」なる言葉を言い出した人はあまり気に入ってなくて、「日本ではニュースキャスターと呼んでいます」と筑紫が言うと、「そのほうができがいい」と評したらしい。

最後にひとつ言える言葉があるとすれば、久米宏が同じような本を出しても、私はまず買わないだろう。

[参考]
http://www.amazon.co.jp/exec/
obidos/ASIN/4087201457/
qid=1035463264/
sr=1-1/ref=sr_1_2_1/
249-6161294-2000309

(最終更新日: 2016年4月29日 by ひっちぃ)

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